ヴィーニャ・チンクエ・クエルチェの区画。海抜500-550ｍの南東向きの畑で、粘土石灰岩土壌。樹齢は18-22年。アリアニコは晩熟な為、11月初旬から中旬にかけて手摘みで収穫。温度管理されたスティールタンクで発酵させ、約48ヶ月間バリックと大樽で熟成させる。6ヶ月後にブレンドし、またバリックと大樽に入れて熟成させる。熟成期間中は状態を確認しながら混ぜることで、オーク風味を乗せ過ぎずに、フレッシュな果実味が保たれ、タンニンが丸くなり、バランスの良さを生み出している。最後に6ヶ月の瓶熟成を行う。胡椒やナツメグなどのスパイシーな香りに熟したプラム、甘草やコーヒーの香りが混じる。エレガントなバルサミコのニュアンスもあり、複雑。味わいは温かみがあり豊満で、かつとてもフレッシュ。引き締まったタンニンを持つ魅力的な味わい。口に含むと熟した果実と香ばしいコーヒーのニュアンスが長く続く。

中部イタリアを代表する土着品種の赤が「ネッビオーロ」と「サンジョベーゼ」なら南イタリアの代表土着品種は「アリアニコ」です。アリアニコは古代ギリシャ、いわゆるマグナ・グラエキア（大ギリシャ）ににその起源を遡ることができる筋金入りの土着品種です。

アリアニコは火山性の土壌を好み、南の品種にしてはタンニンや酸味がしっかりあり、長期熟成にも向きます。そんなことから、アリアニコを使った代表的なワイン「タウラージは」は南イタリアのバルバレスコとも言われています。

イタリア

カンパーニャ

赤ワイン・フルボディ

アリアニコ

Salvatore Molettieri
/ サルヴァトーレ モレッティエーリ

750ml

ワインセラーまたは冷暗所に保管