ドイツ最古の都市トリーア。かつてローマ皇帝が居を構え、モーゼルワインの聖地として知られるこの地の中心に、「ホスピテン（Vereinigte Hospitien）」のワイナリーがあります。

その起源は中世にまでさかのぼります。サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す巡礼者が立ち寄る「聖ヤコブ病院」に由来し、当初は巡礼者の宿泊所として、やがて貧しい人々や病人の避難所として地域に貢献してきました。

1795年には独立していた慈善院や養老院が統合され、1804年にナポレオン・ボナパルトの命で正式な財団が設立されました。ワイン醸造所もその一部として運営されるようになり、現在に至るまでワインの収益は慈善事業に役立てられています。

ラベルには、スペイン・ガリシア地方のサンチャゴ・デ・コンポステーラ巡礼の象徴である聖ヤコブが描かれており、1464年の記録にはモーゼル地方でのリースリング栽培が最古の文書として残っています。

ドイツ

モーゼル

ALC:7.5%

残糖：73.6 g/l

酸度：10 .0 g/l

白ワイン・甘口

リースリング

Vereinigte Hospitien
/ ホスピテン・トリアー

750ml

ワインセラーまたは冷暗所に保管