HATTA WINE4月おすすめワイン!
フランケン地方はどこ?

フランケン地方は、フランスのボルドーやブルゴーニュのように、世界にその名を知られた伝統的なドイツワインの生産地の一つです。ライン川の東約60km、バイエルン州に位置し、ぶどう畑の大部分はマイン川とその支流の両岸の斜面に広がっています。
この地方はジルヴァーナーの故郷であり、独特な丸く平たいボトル「ボックスボイテル」の故郷としても知られています。しかし、近年ではブルグンダー系品種による国際的なスタイルのワインが増え、これらのワインはブルゴーニュ型のボトルを使用することが多くなっています。そのため、ボックスボイテルの割合は26%に減少しています。
それでも、フランケン地方のワインはその歴史的背景と文化的な価値を引き継ぎ、今なお多くの人々に愛されています。文豪ゲーテがこの地域のワインを愛したという逸話があるように、フランケン地方のワインはその魅力を放ち続けています。
フランケンのワインの魅了とは? ~石灰土壌が生むハーブの香りとミネラル感、そして厚み~

フランケン地方の水はけの良い石灰質土壌では、ハーブや干し草が香りが感じられ、ミネラル感と厚みのあるスパイシーなワインが生まれます。ジルヴァーナは、リースリングよりも1週間前後早く熟し、酸味が比較的マイルドです。 平地のレス土壌や粘土質の土壌では、ニュートラルでぼんやりした味になりがちですが、フランケン地方の水はけの良い石灰質土壌では、ハーブや干し草が香りが感じられ、ミネラル感と厚みのあるスパイシーなワインが生まれます。
ジルヴァーナの起源 ~ フランケン地方の伝統と最先端醸造法 ~
ジルヴァーナの起源は、1659年にフランケンのカステル村に植樹されたことに始まります。 この品種は、1648年まで続いた30年戦争で荒廃した土地に植えるため、シトー派修道院がオーストリアの修道院から取り寄せたのではないかとも言われています。 20世紀半ばまでは「Österreicher(オーストリアのもの)」と呼ばれていたジルヴァーナは、フランケン地方と非常に良い相性を見せ、現在ではVDPに加盟している生産者が、格付けされた葡萄畑からジルヴァーナーのグローセス・ゲヴェクス(※)や、近年フランスで増えてきているベントアイ(卵型コンクリートタンク)でジルヴァーナーを醸造する生産者も増えています。
※ グローセス・ゲヴェックス Grosses Gewächs ・・・VDPが定めるグラン・クリュ相当の最上区画から造られた辛口ワインのことで、ラベルには省略してGGと表記されます。

※ VDP・・・ ドイツのブドウ畑の格付けを推進している生産者団体です。加盟する生産者は、厳格な自主規制に基づき、さまざまな検査を受けることが求められます。会員数は約200社ですが、知名度の高い生産者が多く、業界への影響力も非常に大きい団体です。
Weingut Juliusspital ユリウス・シュピタール
フランケン地方になくてはならない存在を築き上げた、400年以上にわたる歴史と伝統は、ワイン造りに確固たる自信を与えています。

創立は1576年で、440年以上にわたる歴史を持ち、その中で培われてきたワイン醸造のノウハウを誇るワイナリーです。ブドウ畑はフランケン地方でも最も優れたエリアに位置しており、数百年もの間、 Wurzburger Stein ヴェルツブルガー・シュタインやJulius-Echter-Bergユリウス・エヒター・ベルクといった有名な畑にブドウが植えられてきました。
ユリウス・シュピタール は環境に対する責任を非常に重要視しており、そのため全てのブドウ畑は自然に近い状態で管理されています。サステナビリティ、テロワールの個性、そして絶え間ない変革。この三つこそがユリウス・シュピタールの特徴です。
また、ブドウ品種の個性を最大限に引き出すために、その年の良質なブドウを選び、果実感と爽やかなスタイルを兼ね備えたワインを造り出しています。 さらに、ゴーミヨでは3つ房評価を受けており、172ヘクタールものワイン畑を所有しています。
詳細はこちら>Weingut Juliusspital / ユリウスシュピタール
おすすめペアリング
ドイツのアスパラガスの収穫時期は4月から6月初旬まで。春の象徴的な料理として多くのドイツ人に親しまれています。 アスパラガスはボイルし、オランデーズソースやバターソースをかけていただくことが多いです。また、ジルヴァーナーやヴァイスブルグンダー(ピノ・ブラン)などのワインは、そのフレッシュで爽やかな味わいが、まろやかなホワイトアスパラガスの香りと絶妙に調和し、素晴らしいペアリングを楽しむことができます。

Weingut Juliusspital ユリウス・シュピタールのワインをご紹介
Silvaner QbA. trocken ジルヴァーナ Q.b.A トロッケン2022
ステンレスタンク内で定温かつゆっくりと発酵させることで、洋ナシやグーズベリー、熟したリンゴの香りが広がります。味わいにはレモンや柑橘果実のフレッシュさが感じられ、全体に生き生きとしたストラクチャーが特徴です。 魚介類や野菜料理とよく合い、特にアスパラガスとの相性は抜群。 【 白・辛口/ジルヴァーナ】 (税込 3,520円)
Würzburger Stein Silvaner trocken ERSTE LAGE ヴュルツブルガー・シュタイン・ ジルヴァーナ・ トロッケン ・エアステ ラーゲ2023
温度管理されたステンレスタンクで30日発酵させた後、瓶詰される前に大樽にて澱と共に1ヶ月以上熟成させます。華やかな白い花の香り。フルーティーでフレッシュな味わい。生き生きとした柑橘系のアロマで、豊富なミネラルがあり、コクのあるワインです。 【 白・辛口/ジルヴァーナ】 (税込 6,050円)
(ドイツワインの魅力2024年度版 一般社団法人日本ドイツワイン協会連合会より一部抜粋)