HATTA WINEおすすめ!自然環境に配慮したワイン特集
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Domaine de la Vinçonniere
Laurent Perraud Muscadet Sèvre-et-Maine Sur Lie 2023
ミュスカデ セーヴル エ メーヌ柑橘果実、レモンなどの強い香り。フレッシュで素晴らしいアタックがあり、洗練した調和がとれた味わい。
2,200円(税込)
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Malabaila
Roero Arneis DOCG 2023
マラバイラ
ロエロ アルネイス熟した黄色い果実、白い花や蜜など、複雑な香りが調和。味わいはまろやかでふくよかな果実味から、バランスの良い酸味が広がり、余韻も長い。
3,960円(税込)
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Domaine PARENT
Bourgogne Pinot Noir 2018 ( Cote d'Or Rouge )
ブルゴーニュ コート ドール ルージュポマールで屈指の歴史と伝統をもつ蔵元。樹齢30年以上。チェリーやラズベリーのような果実味の模範的なブルゴーニュ・ルージュ。
7,260円(税込)
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Azienda Agricola Gini
Soave Classico DOC 2022
ソアヴェ クラシコフレッシュな果実香に花の香り、軽やかで繊細、複雑で魅力的な香り。心地よいドライな味わい。持続性と共に、ほのかにビターな後味があります。
3,740円(税込)
HATTA WINEがおすすめする「自然環境に配慮したワイン」をご紹介します。
近年のワイン業界での話題として、「サスティナ」や「オーガニック」、「ビオディナミ」といった言葉が聞かれるようになりました。
HATTA WINEにおいては、それらの言葉を総合して「自然環境に配慮したワイン*」として紹介しています。
「自然環境に配慮したワイン」自体に明確な定義はなく、使い分けも曖昧です。
それぞれに特徴があります。
サスティナブル:
持続可能な未来、自然との共生と環境への配慮を意味しています。そのため、減農薬農法を実施していることが多いのが特徴です。できる限り農薬の使用量を減らし、ブドウとブドウ畑への影響を小さくします。フランス語では「リュット・レゾネ」と呼ばれ、認証団体として「テラ・ヴィティス(=Terra Vitis)」もあります。認証を取得せずとも、実施しているワイナリーも多いため、ワイナリーのホームページ等でワイン造りのポリシーとして掲げて、実践しています。
オーガニック:
フランス語では「ビオロジック(= Biologic)」とも呼ばれ、有機農法でブドウ栽培し、造ったワインです。原則として2つが挙げられます。1つ目は「化学肥料を使用しない事」、2つ目は「化学合成農薬や除草剤を使用しない事」です。化学肥料や除草剤の代わりには、動物性由来の肥料を与えたり、畑に生えた草を肥料にしたりと工夫をしています。また生態系を出来る限りそのままの状況にするべく、昆虫や小動物たちとの共生を実施しています。代表的な認証機関としては「ユーロ・リーフ(= Euro Leaf)」です。有機食品を認定する基準を満たした商品にロゴをつけることができます。ほかにも1991年に設立された「エコセール(=ECOCERT)」は、フランス経済省と農務省が認めた国際有機認証機関です。現在では世界各地に支社をおいており、日本にも支社があります。また「AB認証」においては、EU国内で加工された製品であり、上記のECOCERTの厳格な審査を満たしたものに限って認証マークをつけることができます。
ビオディナミ:
人智学者であり、哲学者のルドルフ・シュタイナーが提唱した農法です。基本的な農法はビオロジックを基準としています。そのため、農薬、化学肥料、化学除草剤、防虫剤等が使用禁止となっています。ビオロジックとの大きな違いとしては、2つあります。1つ目はブドウの病気に対する考え方です。「ブドウ自体が病気になったから、薬を使って治す」というものではなく、「病原菌も自然環境の一部と捉えて、畑全体がバランスを崩している兆候」として、バランスを取るべく農薬などを一切使用せず、自然のものだけで元に戻していくのが特徴となります。2つ目は自然界のリズムに沿ってスケジュールを調整する点です。農事暦と呼ばれる通称「種まきカレンダー」を参考に、農作業や自然肥料の散布、収穫などを、天体の運行や、月の満ち欠けなどもあわせてスケジュールを調整しています。ビオディナミの有名な認証団体として、ドイツで一番古い民間認証団体である「デメター(= demeter)」は、ビオディナミで造られた有機食品のみを認証しています。認証を取得した商品には、demeterの認証マークをつけることが可能になります。
最近では、「自然環境に配慮したワイン」とは異なりますが、ヴィーガン(完全菜食主義)のワインも登場しています。
ヴィーガン:
オーガニックや、ビオディナミにおいては、化学肥料を使用しない代わりに肥料や、清澄剤(= せいちょうざい、濁りをとる際に使われる。)として動物性由来のものを使用しています。しかし、ヴィーガンにおいてはその動物性由来の成分を使用せず、粘土を用いたり、時間を掛けて濁りを沈殿させて造られています。有名な認証機関としては「V-LABEL」があります。スイスに本拠地をもち、1996年から認証をはじめて今では30,000点を超える認証を行っています。また比較的新しい認証機関「EVEVEGAN」は、フランスを本拠地にかまえ、2016年から認証をはじめており、まだ2900件以上と少ないですがヴィーガン製品、ヴィーガンサービス、ヴィーガン農業と幅広い分野を網羅しています。
あくまでヴィーガン認証自体は、動物性由来成分を使用していないという認証の為、有機栽培の認証はしていません。そのため、ワイナリーによってはヴィーガン認証と共にエコセールなどのオーガニック認証を取得しています。
認証マークが貼られているワインを確認すれば、「自然環境に配慮したワイン」として探せると思います。ただし、オーガニック認証を取得せずとも、実践しているワイナリーは多くあります。認証マークを必要としていないと考えているワイナリーや、小規模生産でコスト面で取得をしていないワイナリーなどです。なるべく自然な環境で栽培を行っているワイナリーも多く存在しています。
当店取り扱いワインの中には、認証を取得していないワイナリーの商品も多数ありますが、今回ご紹介するワインは、各機関の認証取得したものをご紹介致します。
・ブルゴーニュ コート ドール ルージュ/ ドメーヌ パラン
ECOCERT認証取得!
・ミュスカデ セーヴル エ メーヌ / ドメーヌ ヴァンソニエール
Terra Vitis認証取得!
・ロエロ アルネイス / マラバイラ
Suolo e Salute Srl認証取得!(オーガニック)
・ソアヴェ クラシコ / ジーニ
Euro Leaf認証取得!
※「自然環境に配慮したワイン」に関しましては、ほかの販売店様、識者様と定義が異なる事があります。現在、国際的に明確な定義が御座いません。ご了承ください。